
魅力を伝え、愛される事業に育てる
トータルブランディングデザイン
窪田 実希(くぼた みき)
1989生まれ
東京都出身(練馬区大泉学園)
栃木県在住(芳賀郡芳賀町)
東京都立豊島高等学校卒業
亜細亜大学経営学部経営学科ホスピタリティ専攻卒業
2012 栃木移住
2021 aile design 開業
2022 芳賀町地方創生プロジェクト「はがめぐ」設立
private
2人の小学生女の子のママ
学生時代は硬式テニス、マクドナルドでのアルバイトを楽しんでました。
趣味はカリグラフィーとテニス。
私は昔からずっと趣味ややりたいことなど、”コレ”っていう自分の「好き」がわかりませんでした。
20代前半、大学卒業直後に結婚・出産して東京から誰も知らない田舎に越してきました。
専業主婦として初めての子育てに奮闘している中で見ていた友達のSNS。
ついこの間まで同じ立場で、同じ場所で、同じ時間を過ごしていた友達が、新社会人として好きな仕事をがんばっている。都会のキラキラした休日を過ごしている。
「好きな時に 好きな人と 好きな時間」を過ごしていることが羨ましくて仕方がありませんでした。
20代後半、子育てが少し落ち着いてそろそろ働きたい。ママ友以外の人間関係を作りたい。
そう思っていた矢先に大切な家族を亡くし、「人生のどん底とはこの事か」と痛感するほど、「自分が生きている意味」がわからなくなりました。
30代前半、パートをしていたものの、家族を失った喪失感から抜け出せずに心も体もボロボロになり、退職。
人生のどん底の中、訳もわからずただ日々のことに追われてバタバタと過ぎていた時間が退職によって止まり、心も時間もぽっかり穴が空いた時に思ったこと。
「子供たちが巣立つまでは一緒に過ごしたい。だけど、長生きはしなくていいかな。」
「だったら今、今までできなかったこと・やりたかったことをやりきりたい。」
とは言え、大したことはしていません。
英会話スクールに通ったり、ジムに通ったり、子供が幼稚園に行っている間に1人でショッピングや映画を満喫したり。今までなら我慢していたような欲しいものを躊躇なく買ってみたり、食べたいものを食べたり。
「いつかやってみたい」と思っていた「小さなやりたいこと」を叶えていくうちに、
「好きなことをしている時間」に心が満たされていくことを実感していきました。
「もう1回働いてみようかな。好きなことで仕事ができたらいいな。」
そう思った時、昔から「素敵なデザインを見たり、オリジナルのものを作ることが好き」ということに気がつきました。
その気づきからデザイナーを目指したのですが、成功するかもわからない自分のやりたいことの勉強のために「初めて自己投資に大金を支払うこと」への躊躇のなさや、決断から実行までのスピード感は20代前半の頃の自分では信じられないほど。
だけど「好きを大切にしたい」という思いに気づいた私には、何も迷うことはありませんでした。
そして、同じように好きなことを仕事にしているパートナーさんたち(お客様)に出会い、お話させていただく中で、その方たちの「好き」に触れることが「自分の心を動かす」ということ。
まさに「感動」を覚えました。
誰かの「好き」という想いを、私が「好き」なデザインという方法でカタチにして、私のパートナーさんの先にいる、パートナーさんのお客様たちにその感動を伝えられる。
「私のデザインで誰かを笑顔にできる」
「私のデザインで誰かを応援できる」
「私にしかできないデザインがある」
そのことに気がついた時、それまでどん底だった自分の人生がどんどん上向きになりました。
今でも心の傷が癒えた訳ではありません。
だけど、今の私の心を支えてくれる原動力は自分の「好き」を大切にしている時間なんです。
だから、同じように「好き」を大切にしている女性を応援するデザインをお届けしていきたいと思っています。
私は北海道で生まれましたが、3歳頃から大学卒業までずっと東京で暮らし、栃木県に引っ越してきました。
東京で暮らしていた頃、周りのお店はホームページがあるお店がほとんどでした。
というより、ホームページがあるお店に行っていたのだと思います。
新しいカフェやレストランを開拓するのが好きなので、買い物に行く時や次の予定までちょっと時間がありそう♪という時はいつも電車の中で目的地周辺のお店を検索していました。
飲食店に限らず、新しいお店ができたとなればまずはネット検索。
美容室は検索して好きな雰囲気、口コミが良いお店を選んで毎回変えてみたり、就活ではネットにかじりついて情報収集していました。
そんなネット検索が当たり前の時代を過ごしてきた私。
結婚を機に栃木にきて、ホームページのないお店の多さに驚きました。
この土地で何か「趣味を始めたい」「教室に通いたい」「ランチに行きたい」「子供と遊びに行きたい」と思って調べても町内に見当たらず、いつも町外に出向いていたのですが、子育てをしていると少しでも時間節約したいことも多く「もっと身近なところにあったら…」と何度も思いました。
また、やっと見つかったお店でも個人商店も多いので「入ったら何か買わなきゃいけないのかな〜」と思ったり、どんな雰囲気かわからないと入るのがちょっと不安だったり…。
せっかく評判のお店の噂を聞いてもホームページがないから詳細がわからない。
Google Mapにも出てない。
住所がわからないから行けない。
方向音痴なのに頑張って知らない道を行ってみたけど定休日だった。
ということも。
だけど、ホームページがない未開の場所でも、「自分の目と肌で新しい空間を知っていく。」
そんな時間も大好きになり、ホームページがなくても
田んぼのど真ん中や山の麓のようなところにあっても
「ここには素敵な場所やお店がたくさんある!」
ということを知りました。
でも同時に
「やっぱりもったいない!
ホームページがあればもっと前に来れたのに!
もっとスムーズに来れたのに!
もっと簡単に紹介できるのに!」
と思うことが何度もありました。
そんなことを思いながら数年経ち、webデザインという仕事に出会って
「この土地の素敵なお店をもっとたくさんの方達に知ってもらいたい!そのお手伝いを私がしたい!」
と強く思うようになりました。
それがデザイナーになった理由の一つでもあるのですが、地方創生プロジェクトに取り組む理由の一つでもあります。
「好きな時間に 好きなことを 好きな人と」という価値観が私の中の大切な基準であり、それをもっと身近な人たちと共有したい。
「誰かの好き」を見つけるきっかけを作ったり、「誰かと誰かのご縁を繋いだり」、「お互いがお互いによって、心地よい時間を過ごす」という環境をこの町に作ったり、広めていきたいと思いました。
そんな時に出会った芳賀町が大好きな2人のママさんと一緒に、地方創生プロジェクト「はがめぐ」を立ち上げることになりました。
まだ活動し始めたばかりですが、どんどんご縁が繋がっていって、たくさんの人を巻き込んでいるのを感じていて、これからもっと楽しいことができそう!とわくわくしています!
そんな「はがめぐ」の活動を応援してもらえたら嬉しいです。